産業医・産業保健機能について
産業医とは
従業員の健康管理等について、産業医学の専門的な立場から、指導・助言を行う医師を指します。
50人以上の事業場において、産業医選任が義務付けられています。
産業医の業務
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- 面談:健康相談 / 復職面談 / 長時間残業 / ストレスチェック後の面接
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面談の例
- 健康(こころ・からだ)に関する相談
- 休職後の主治医による「就業可」決定後の復職面談
- 長時間残業者(80h~)の疲労蓄積に関する面談
- 限度時間を超えて労働する労働者に対する健康確保措置について(36協定)
⇒3か月の残業時間が平均70h~80h未満- ストレスチェック受検後、高ストレスによる面談
守秘義務
健康情報はプライバシーに配慮します。
産業医指示のもと、必要な場合は、結果報告について最低限必要な範囲にお知らせします。面談・就業措置
面談後、産業医が報告書を作成し、必要な場合は会社が就業措置の決定を行います。
(残業制限、業務の軽減等) -
- 健康診断:健康診断事後措置・保健指導等
- 健康診断結果を産業医が確認し、有所見者(要検査、要精密検査、要医療)に対し、受診勧奨を行います。
また、必要に応じて産業医または保健師が健康・生活に関する面談を実施します。
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- 衛生委員会:衛生委員会の出席
- 産業医は衛生委員会の構成員です。
(可能な限り産業医が出席したほうが望ましいですが、必須ではありません)
衛生委員会では、健康・衛生面についての衛生・健康教育を行います。
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- 職場巡視:執務室(作業場)の巡視
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執務室(作業場)を巡視し、作業方法や衛生状態が健康に影響しないか点検します。
- キャビネット等の転倒防止対策
- 避難通路の確保(緊急時人が通れる状態か)
- 快適な温度、湿度が保たれているか
- 受動喫煙対策がなされているか
産業医は安全に配慮し快適な職場環境に取り組む医師です