■ みんなが加入し支え合う制度

公的年金制度は、現役世代が収めた保険料によって、いまの高齢者の方の年金が支給され、いまの現役世代が高齢者になったときは、子ども世代が収めた保険料が年金の支給にあてられるという「世代と世代の支え合い」(世代間扶養)を基本に運営しています。(これを賦課方式といいます)。
保険料以外にも、国庫(税金)や積立金が年金の給付に充てられています。
自分が老後受け取る年金の額は、現役時代にどれだけ老後世代を支えたか(加入期間や支払った保険料)に応じて決まる仕組みになっています。
■ 公的年金は2階建て構造

日本の公的年金制度は、2階建て構造で、国民年金は国内に居住する20歳以上60歳未満のすべての方が被保険者となり、高齢期になれば加入期間に応じて基礎年金を受け取れます。
これに加え、会社員は厚生年金、公務員等は共済組合に加入し、基礎年金の上乗せとして過去の報酬と加入期間に応じて報酬比例年金を受け取ることになります。